学校で紹介してもらった部屋の契約が切れるので、
友達に頼んでもっとリーズナブルな部屋を借りることにしました。
何しろ、前の部屋は480ユーロ/月。
サント・スピリト教会のすぐ裏で、ピッティ宮殿に歩いて3分という立地の良さは捨てがたいのですが、この先何が起こるかわからんし、出来るだけ節約できるところは節約したい。という、フトコロ事情も手伝って、友達に部屋を紹介してもらいました。
前の部屋よりもワードローブが大きく、ヒーコラ言いつつ日本から持ってきた夏服が全部収納可能!ひゃっほう(゚∀゚)
学校まで歩いて20分かかるのが難点ですが、ダイエットと思えば何のその。
大家のフランコさんもいい人だし、さっそく契約しました。
「賃貸契約書を作るに当たって、codice fiscaleを取得してきてほしい」
ん?
codice fiscale..
permesso di soggiorno(外国人滞在許可証)を貰うとき、カードの内側に書いてあるへんてこな番号ですか?
でもなぁ・・
permessoはまだ申請中で、おりるのが再来月なんですよ。
と、フランコさんに言うと
「いや、codice fiscaleはpermessoと別だから、単独で取りにいける。君が昔もらったpermessoに書いてあった番号が有効なはずだけど、念のため役所agenzia delle entrateで聞いてきて。それがわからないと、僕も警察署に届け出を出せないんだ。そうなると君もこの部屋に住めなくなる」
とのこと。
フランコさんに役所の場所と申請可能時間を教えてもらって、次の日行くことにしました。
申請中のpermessoの控え、パスポートを持って
サンタマリアノヴェッラ駅の向こうにある役所へ。
入ってすぐ、総合窓口があったのでそこで聞いてみると、
「パスポートのコピーの提出が必要だから、近所のコピー屋で取ってきて」
と言われていったん門前払い。
しょうがなく、役所裏手にあるコピー屋に行き、permesso申請書控え3枚とパスポートコピー、両方ともコピーしてもらいました。全部でだいたい90円。4枚しかないのになー。高い。
コピーが終わり改めて総合窓口へ行くと、申請用の書類と整理券を渡されました。
「呼ばれたらあそこの窓口に入ってね」
見ると、結構並んでる・・早めに来てよかったです。
待っている間、書類に記入↓
書く内容は、以下の通り。
・氏名、出生地、生年月日
・フィレンツェでの現住所
・母国での住所
・申請年月日、署名
だいたい20分くらいで私の番がやってきました。
担当者に前回の滞在のことを伝え、以前もらったcodice fiscaleはまだ有効なのか確認すると、
「codiceは一度採番されたら一生同じ番号を使うから、前のものと一緒だよ」
とのこと。よかったぁ(´∀`)
「ただ、前の住所と違うところに今住んでいるんでしょ?それなら、今の住所で登録が必要だけど、戸建じゃなくてマンションに住んでるなら、呼び鈴の名前まで書いてもらわないといけないんだ。今、呼び鈴の名前、わかる?」
うっ・・・
知・ら・ん♥️
イタリアでは、改まったシチュエーション以外で苗字を呼ぶことが無い。フランコが大家と言えども、下の名前の「Francesco=愛称フランコ」でしか呼んだことはないのです。しまったー呼び鈴の脇に書いてあったはずの、フランコの苗字覚えてない・・
フランコに電話しても、仕事中のため留守電。
どうしよう今わからない。大家さんにも連絡つかないし、明日もう一度来るしかないのかなぁ。
困り顔で担当者に相談すると、
「わかった。とりあえず大家さんはcodiceの番号だけ知りたいんだね。そうしたら、プリントアウトしたものをあげるから、これを彼に見せたらいい。ただし、この紙はあくまでも君の番号が確実に存在しているということの証明でしかないから、何か大きな買い物(車とか家)をしたり、別の役所で異なる申請をしたい場合は、きちんとしたプラスチックのカードが必要になるよ。今のところ、君の申請はまだ途中までしか行われていないから、今日家に帰って大家さんの名前を確認した後、僕の携帯に連絡してくれ。そうしたら僕の方で手続きを進めておくよ。終わったら、住所宛にカードが郵送される」
ありがとう!!!
イタリアの役所仕事について、バッドイメージしか持っていませんでしたが、担当してくれたMassimoさんはとても良い方でした。
あんまりいい気持ちで役所から帰ったことはありませんでしたが、この日は初めて、鼻歌を歌いながら帰りました♥️